化粧をしている際に、『ファンデーションのノリが悪い』や、『顔をくすんで見える』と感じた時は、顔の産毛が影響しているかもしれません。
ただ、カミソリで産毛を剃るのは、大事な顔を傷つけたり、肌を痛めたりすることが怖くてできません。
そんな産毛の処理にはエステサロンで行われている糸脱毛(スレッディング)が有効です。
脱毛というと、光を利用した施術が一般的です。
光脱毛では、照射した光が毛に含まれる黒いメラニン色素に反応して熱を帯びる性質が利用されており、その熱でもって毛根にダメージを与えます。
従って、脱毛の効果を発揮するには、色の黒い太い毛でなければなりません。
しかしながら、産毛は色が薄くて細いため、光脱毛の効果を出せません。
一方、糸脱毛は熱を一切加えないことで安全であり、また細かい産毛にも糸がしっかり絡んで抜き取ることができます。
糸脱毛のメリットとしては、以下のことが挙げられます。
糸脱毛にはピーリングと言って、古い角質や毛穴に詰まった皮脂を取り除く効果があります。
ニキビは毛穴に皮脂の詰まることが原因であり、皮脂が無くなればニキビの改善に繋がります。
また、毛穴がきれいになることで皮脂の分泌がスムーズになり、滑らかな肌を築けます。
糸脱毛では、毛を抜くごとに肌に適度な刺激が加わります。
この適度な刺激によって肌の血行が促進され、新陳代謝が高まります。
さらに、肌の保水性が上昇し、潤いのある柔らかい肌が生まれます。
糸脱毛は毛を1本ずつ根元から引き抜くため、2~3週間は脱毛の効果が発揮されます。
カミソリで剃った場合は、2~3日すると同じ個所から新しい毛が生えてきます。
逆に、糸脱毛には以下のようなデメリットがあります。
ニキビ肌や乾燥肌の場合は改善効果を得られますが、肌荒れの酷い時に糸脱毛をすると、肌荒れを悪化させる危険性があります。
特に、アトピー性皮膚炎の症状が出ている時は避けた方が賢明です。
糸脱毛は毛を抜くだけであり、毛を生成する毛根を破壊できるわけではありません。
つまり、永久脱毛は不可のため、日数の経過とともに新しい毛が生えるようになります。
脱毛というと、光脱毛の施術が一般的です。
光脱毛は毛に含まれる黒いメラニン色素に光を照射し、発生した熱によって毛根にダメージを与えます。
ただ、産毛には黒いメラニン色素がほとんど無いため、光脱毛が利用できません。
そこで、1本ずつ産毛を抜いていく糸脱毛が利用されます。
なお、糸脱毛ではピーリングや新陳代謝の効果を得られるため、肌が若々しくなるというメリットがあります。